園医から

※子どもたちの健やかな成長を願って!
2022年4月・5月合併号
赤坂 徹

 

学校法人聖パウロ学園聖パウロ幼稚園に
  “ご入園、ご進級”おめでとうございます。

 

私は園医として健康診断を来月の5月6日(金)に予定しておりますが、
年間を通じて集団生活での健康問題を助言する役割があります。
新型コロナウイルス感染症が一日も早く収束して通常の生活に戻るように願っております。
幼稚園のホームページに「園医からのお便り」として、隔月に心身の健康について解説しております。
トピックスは幼稚園の行事や季節に関連して選ばれます。重要なことは反復しておりますがご了解下さい。
なお、6月、7月、9月、10月、11月、2月に1回ずつ「こころとからだの子育て相談」として
親御さんに個別相談を実施しております。予約制ですので幼稚園の先生にご相談下さい。

 
1.新しい環境に慣れましょう

新入園や進級したお子さんにとって、新しい環境に疲れてくるのがこの時期です。のんびりご家庭で過ごしていたのが、幼稚園のスケジュールに合わせて、いつもより早く起きて朝食を食べて登園するというようになります。朝に気持ち良く起きられるように睡眠時間を確保しましょう。規則正しく生活することで好ましい生活リズムが確立されてきます。幼稚園でお友達や先生と楽しく過ごすことができるようになるには少し時間がかかります。これをご理解いただいて、焦らず温かく見守って下さい。

 
2.集団生活のマナーを守りましょう

幼稚園での集団生活が始まると、風邪症状、下痢や嘔吐により登園するかどうか惑うことがありますね。病気の始まりや治っていく経過のなかで、登園して病気をうつしてしまうこともあるでしょう。病気を広げないように集団生活におけるマナーを守り、医療機関を受診して出席できるかどうか指導を受けましょう。新型コロナウイルス感染症が疑われる場合にはかかりつけの医療機関にまず相談しましょう。3密を防ぎ可能であれば予防注射を受けるようにお勧めします。
集団生活に入る前に予防接種の記録を母子手帳で確認し、受けていないものは接種して病気にかからないようにすることが重要です。

 
3.子どもの事故は5月に多いので注意しましょう

スポーツ庁は2016年度体力・運動能力調査の結果から、幼児期の外遊びの頻度が高い小学生ほど、その後に運動習慣が身についており、体力テストの点数が高いと報告しました。
日本スポーツ振興センターは幼稚園や保育園での事故が5月になると増えていると報告
しました。新しい環境に慣れ、暖かくなって活発に生活することが原因と考えられています。けがの部位として頭と顔で8割、腕が2割を占め、場所としてすべり台が最も多く、複数の遊具が組み合わされた総合遊具、アスレチックが次いで多いようです。家庭や近所の遊園地でも危険な場所があるかもしれません。外で遊ぶなということではありません。安全に遊べる環境作りと、お子さんが危険を回避できる身体の訓練が必要と思われます。身体を動かさないお子さんに事故が多いことも確かなようです。