園医から

※子どもたちの健やかな成長を願って!
2019年2月・3月合併号
赤坂 徹

 

寒い日が続き春の到来が待たれるこの頃です。
スキー場で起こったけがへの応急手当と
新学期を迎えての準備についてお話ししましょう。

 

1.スキー場でのけがの応急手当て

 

1)ねんざ捻挫や骨折が疑われる場合

痛みが強くて自力で動けない場合、その部位に木の枝やストックをあてて応急的に固定して移動します。
少し動ける場合は、安全な場所に移動してから、その部位を固定して、整形外科を受診しましょう。

 

2)転倒して意識は正常だが動けない場合

転落事故で意識は正常なのに手や腕や足全体を動かせなくなった場合、脊髄損傷(せきずいそんしょう)が疑われます。脊髄を保護している背骨が骨折や脱臼を起こして生命にかかわるような救急で、手足の機能に重大な後遺障害を残す重篤な外傷です。
戸板にのせて動かないようにして安全な場所に移動し、一刻も早く救急対応の医療機関に救急車で搬送しなければなりません。

 
 

2.新学期への準備について

 

卒園、入園(入学)、進級の時期で、新学期を迎えるお子さんもご家族も楽しみに待たれておられると思います。親子共に新しい環境に不安を感じる事もあるでしょう。お子さんも適応能力があって新しい環境に慣れていくことは間違いありません。
しかし、「大丈夫?」、「いじめっ子がいないか?」などと聞いて、必要以上に緊張感を煽り立てることはやめましょう。幼稚園と小学校の違いは何でしょうか。それまで比較的自由に遊んでいたお子さんは授業の時間、教室も決まっていて、皆と一緒に勉強することになります。
そのために次のようなことを提案したいと思います。

 

1)規則正しい生活

お子さんにあった起床、就寝の時刻を守り、睡眠時間を十分にとりましょう。
きちんと食事をとることで排泄(排尿、排便)のリズムもできます。

 

2)家庭での役割

お子さんにあった簡単な家事を担当させ、よくできたとほめましょう。
家族の中で自分が役に立っていることが判れば自信につながります。

 

3)満足することを知る

欲しいものがすぐに手に入るとがまん我慢ができなくなります。
お子さんにふさわしい物であれば、お誕生日のように期限を約束して購入するようにします。

 

4)入学までに予防接種を受けたかどうかを母子手帳で確認して、受けておきましょう。

 

5)虫歯の治療は完了していますか。軽いうちに治しておきましょう。